インプラントについて

インプラント

インプラントとは、歯のなくなった顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に自然な人工歯を取り付ける治療法です。あごの骨にしっかりと固定されるインプラント治療なら、まるで自分の歯のように食事をすることができます。
また、見た目も自分の歯のように自然に仕上げることができるので、人前でも口元を気にせず、食事や会話を楽しむことができます。
当院のインプラント治療で日常の楽しさを取り戻してみませんか。

従来の治療法とインプラント治療法との比較

歯が一本抜けた場合

ブリッジ

ブリッジの支台とするために、両隣の歯を削らなければなりません。

ブリッジをインプラントにすると

歯の抜けたところにインプラントを埋め込み、人口の歯を被せるので両隣の歯を削ることがありません。

歯が数本抜けた場合

部分入れ歯

入れ歯を固定する金具などに異物感を感じたり、支えている歯に負担がかかることがあります。

部分入れ歯をインプラントにすると

入れ歯を固定する金具が無いので異物感が無く、また他の歯に負担をかけません。

歯が全部抜けた場合

総入れ歯

入れ歯が口の中で動いてしまい「噛みづらい」「話しづらい」などの不便さを感じることがあります。

総入れ歯をインプラントにすると

インプラントにより、入れ歯をしっかり固定できるので、入れ歯を気にせず食事や会話を楽しむことが出来ます。

当院のインプラント治療の特徴・保証期間について

痛くない・腫れないインプラント

HA(ハイドロキシアパタイト)とは、リン酸カルシウムの一種で、歯や骨の構成成分で、当院では、生体親和性が高く、時間の経過に伴ってしっかりと骨と結合する「HA(ハイドロキシアパタイト)インプラントを使用しております。HAインプラントにより、痛みや腫れが少なく、治療期間の短いインプラント治療を実現しております。
※尚、お痛みには個人差がございますが、概ね抜歯と同じか、それ以下のお痛みとお考えください。

インプラント5年保証

当院ではインプラント治療に際して5年保証を行っております。
但し、定期的に当院でメンテナンスを受けていただいている場合に限ります。
※インプラント自体は人工のものなので、虫歯にはなりませんが、天然歯と同じく、歯周病には罹ります。
インプラントは顎の骨に埋入しておりますが、歯周病により顎の骨が溶けていきますとインプラントの土台がグラつくこととなります。そのような事態にならない為にも、当院ではインプラント治療後の定期検診をお勧めしております。

当院のCTに対する考え方

当院ではまず、正確なレントゲン検査、模型作製、綿密な視触診などを行い、インプラント植立に十分な骨の高さや幅があるかチェックいたします。その際に骨が少ないと判断した場合に、当院の委託先にてCT撮影を行っていただいております。
委託先でのCT撮影には別途、費用がかかるために、当院ではCT撮影が必要と判断した場合のみ、CT撮影を行っております。
また最近では、自院に歯科用CTを備えている歯科医院も散見されますが、専門の画像診断センターのCTと比較して、安価なため、解像度が劣りますので、当院では不要な被爆を避けるため、また不要な出費を抑えるために自院でのCT撮影を行っておりません。

骨造成処置

インプラントを埋入する際に、土台となるあごの骨の高さや量が必要となります。
例えば上あごの骨は生物学的に上顎洞(サイナス)という空間があり、そのため上あごの骨は下あごの骨よりも少ないのが実情です。また歯周病や長年の入れ歯等であごの骨が破壊されていたり、痩せている場合にも骨の量が少なくなります。
そこでここでは、当院では行っている骨の量を増やす(骨造成処置)代表的な2つの高度なインプラント治療法をご紹介致します。

(1)ソケットリフト

顎の骨が薄くても5ミリ以上ある場合に行う骨造成処置です。
具体的には、上あごの骨にドリルを使って、穴を開けて、上顎洞まで貫通する直前でドリルをストップさせます。
そこからいわゆる金槌のようなもので、徐々に衝撃を加えながら、上顎洞粘膜に覆われている上顎洞を押し上げていきます。
作業で開けられた穴に、特殊な器具を使ってすき間なく骨移植材を詰めます。
これにより、骨が厚みを増し、インプラントを埋入した後の骨の強度を上げます。

(2)GBR(骨組織誘導再生)

GBRとは、インプラントを埋め込むのに十分な骨の厚み、幅がない場合に、骨の薄い部分を特殊な膜(遮断膜)で覆い固定することで、骨の再生を待って、インプラントの予後を確実にする治療法です。
通常は、インプラント埋入手術前に必要な骨を作ってしまうか、もしくはインプラント手術の時に処置を行います。

インプラントのよくあるご質問

インプラントの素材は何ですか?

インプラントは、体の中で非常に安定した素材であるチタンでできており、骨とのなじみをさらによくするために表面処理が施されています。チタンは人工関節など、さまざまな分野で使用され、生体親和性の高い材料として世界で認められています。

インプラント治療を誰でも受けることができますか?

年齢の上限はありませんが、骨の成長がほぼ終了する16歳ぐらいから治療を受けることができます。
ただし、心臓病や糖尿病などの持病がある人や、妊娠中の人などは受けられない場合があります。
また、あごの骨の状態によっても受けられない場合があります。
いずれの場合も事前に歯科医師とよくご相談ください。

インプラント手術に伴う痛みは?

手術は局所麻酔下で行いますので、ほとんど痛みはありません。
インプラントの埋入手術の処置時間は約30分~120分です。

治療費はどの程度かかりますか?

インプラント治療は、自由診療扱い(自費)となっていますので、保険が適応されません。実際の治療費はインプラントの種類や本数、被せる人工の歯の材質などによって異なりますので、詳しくは歯科医師とよくご相談ください。

インプラントはどのくらいもちますか?また、手入れは?

インプラント自体は生体となじみの良いチタンでできています。長持ちをさせるのに重要なことは、自分の歯と同じような手入れをすることです。ブラッシングはもちろん、歯肉の健康状態や正しい噛み合わせのチェックをするため、半年に一度は定期健診を受けてください。

インプラント 料金表

インプラント 料金表
インプラント(人工歯根)埋入術 190,000円/本(※複数本埋入の場合は、2本目以後140,000円)
アバットメント(土台) 30,000円/本
上部構造(被せ物) 80,000円~
(※上部構造費は以下の審美歯科料金表の中の「クラウン」の費用プラス1万円となります。)
1本あたりの合計 インプラント(人工歯根部分)+土台+上部構造で300,000円~になります。

(例1)インプラントを1本埋入した場合
上部構造がメタルボンド(セミプレシャスの場合):300,000円
上部構造がメタルボンド(プレシャスの場合※):315,000円
上部構造がオールセラミック:330,000円
(※セミプレシャスよりも金の含有率が高く、目立ちにくい素材です。)

(例2)部構造をメタルボンド(セミプレシャス)で複数本埋入した場合
インプラントを2本埋入した場合:トータル550,000円
インプラントを3本埋入した場合:トータル800,000円

骨造成処置

(顎の骨量が足りない場合に行う処置です。骨量が十分にあれば、する必要はありません。)

骨造成処置 料金表
エムドゲイン法※ 50,000円/回
ソケットリフト法 50,000円
GBR法 50,000円

※量が少し足りない場合、エムドゲインを注入し、骨量の回復を待つ場合です。

インプラント5年保証

※半年に一度、定期的にメンテナンスを受けている患者様に限ります)